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赤毛のアン

Anne of Green Gables

『赤毛のアン』アン・シャーリー illustrated by 夏ミトン
illustrated by 夏ミトン
レビュー
評価
キャラデ 9点
シナリオ10点
C V 10点
音 楽 10点
背 景 10点
主題歌  9点
対象傾向
男性女性
どちらかというと女性に人気があるようです。
子供大人
子供よりも大人のほうが楽しめるのでは!?
作品傾向
現実空想
アンの空想以外はまさにリアルな描写です。
日常冒険
ほとんど日常を描くほのぼのとしたストーリーです。
悠長性急
いきなり年月が変わるところを除けば進行はゆったり。
典型斬新
まさに王道ですが、だからこそ凄い作品です。
キーワード
家族愛
感動
やさしさ
癒し
女の子
学校
自然
動物
友情
音楽
教養
感想
この作品を最高峰の名作アニメだと考えていらっしゃる方が多いようです。 初めて観るまで私はそれを殆ど信じてませんでしたが、今ならそう思うのも分かります。
多くの作品は初回が1番面白くて、2回目3回目とだんだん面白さが薄れていくものですが、この作品は繰り返し観る毎に違った面白さを発見できるのです。
前半はアンの突拍子も無い言動にハラハラし、笑いを誘うコミカルな展開も多いです。 後半はマシュウとマリラの愛情を感じる、涙を誘うシーンが多くなります。
アンとギルバートが桁外れに秀才なのを除けば大きな事件など一切なく、何にも起こらないストーリー、それなのにこれだけ面白くできるというのは素晴らしいことです。
「何処が面白いの?」と言う方が存在するのも事実です。でも、そう言う方は殆ど観ないで評価しているんじゃないかと思います。
派手な演出が好きだとかアクションがなきゃアニメである意味がない、などと考えている方にはそう映るかもしれませんし、そういうことから子供には退屈に感じるかもしれません。
一定の年齢(アンくらい)以上の人には概ねおすすめできる作品です。 原作は「若草物語」とともに女の子の必読本と言われているくらいですし、女の子には是非観てもらいたいですね。